原田元気はいつも元気です。
私のお世話になっている工場では、
私とF氏の2人が滞在している、
他にも日本のクライアントを抱えていて通訳が二人いる、
という様な状況で、
現在、社長の奥様が一生懸命日本語を勉強しております。
なんでも、12月に日本語の能力試験があるとかで、
奥様は2級を、通訳している女の子とP氏が1級を受ける、
という話です。
ある日のこと、通訳の子が私のパスポート番号を教えて欲しい、といいます。
なんでだろう、と思って聞いてみたところ、
今、日本語能力試験の会場を彼女の地元に指定して試験を受けることになっていること、
本当は上海で試験を受けたいのだが、予約時に一杯であったこと、
キャンセルがあるか確かめたいが、その為には今の予約を取り消さなければならない。
取り消すと今、日本語試験はすごく人気があるのですぐ埋まってしまうかもしれない。
そうすると、地元でも試験が受けられなくなってしまう。
それで、別のIDでキャンセルがあるか確かめたい。
IDの番号は中国の(中国は国民背番号制!)か外国人ならばパスポート番号である。
私のIDを使ってそれを確かめたい。
ということなんだそうです。
残念ながら上海での試験の空きはなし。
実は、試験の受験を受付し始めてから
わずか数十分で試験会場は埋まってしまったようで、
たくさんの人が同じようにキャンセル待ちをしている状態なようです。
そんなに受験したい人がいるんだったら、
もっと会場を増やすか、回数を増やせばいいのに、
と思うと同時に、そこはお国の事情があるのかもしれない、
と思った原田元気なのでした。