原田元気はいつも元気です。
とある日曜日、私がパソコンに向かって、面白いものを探したり、新曲のアイデアを練ったり、企画書を書いたり、ブログを更新していたりすると、
「下の会議室に黒板があるから、それを使って日本語を教えてくれ」
と言われたのであります。
以前書いたか、書かなかったかもうすでに忘却の彼方へ行ってしまいましたが、
こちらの人に日本語を教えたり、
また中国語を教えてもらったりするのは日常茶飯事です。
改まって何だろうか、
説明する時に書く紙の紙代が気になったのだろうか、
そんなにこの工場は切羽詰った状況なのか、
などとあることないこと考えたわけですが、
快く引き受けたわけです。
次の月曜日の朝、この工場の掲示板を何気なく見ると、
「工員の交流と知識習得のために学習会をやります。」
的なことが書いてい(るように私には見え)ます。
月曜日は日本語、木曜日は英語、火曜日と水曜日は読めませんでした…。
へえ、いろいろやろうとしてるんだなぁ、と思ったら、
日本語の先生の欄の中に見覚えのある「原田」の字が!
そう、工員さんの学習会で私は先生になってしまった、というわけです。
こちらの通訳さんが資料の準備をしてくれ、
私は結局日本語を読んだだけですが
(中国語で説明、なんてことは今の私には逆立ちしてジャンプしてもできませんので)、
いつも一緒にいる面子以外の人ともお知り合いになれたのでこれは良い機会だった、
と言えましょう。
毎週やるのか、と思っていたら、この試みは今週だけ、とのことです。
若干残念な気もしますが、
学生時代に教えていた生徒がことごとく志望校に落ちた
という輝かしい実績を持つ私に先生の役をまかせるのは
やはりいささか不安であるのでしょう。
ところで、中国語で「原田先生」は「原田さん」の意味です。
日本語でいうところの先生は中国語では「老師(ラオシー)」になります。
と、少しだけ覚えた中国語を披露してみたくなった原田元気なのでした。