2017年08月18日

僕と着メロ、という話

みなさま、こんばんは、原田元気はいつも元気です。

長らく放置していたこのブログですが、今朝すごく懐かしい名前の方からコメントいただいたので久々に更新してみようかと思います。
正直、数年の間、このブログのタイトルにあるような活動はできていなかったのですが、僕の入社時代の話などを書いてみようかと。

10年一昔と言いますが、着メロ、というものが日本で席巻していたのはもうニ昔くらい前のことでしょうか。
当時、大学の卒業を目の前にした僕は、ロクに就職活動もせずにいたものですから、来月の生活も危うい状態でした。
音楽はずっと好きで、いろいろやってきていたので、せっかく仕事を探すなら音楽関係の仕事を探してみようかと、思いついたわけです。
幸いにして斜陽の産業ではありましたが、着メロの制作をする会社を見つけた僕は、その会社にデモのmidiファイルを送り、面接を受けることになりました。
課題はドビュッシーの小組曲を耳コピしてmidiに起こすこと。今考えてみれば大学オケ時代の思い出であるこの曲が指定されていたのにはなんだか運命めいたものを感じます。
(その後、入社後に聞いた話では、「明らかに音が足りていないのに、これでいいのだという自信が伝わってきたので、とりあえずあってみよう」という話になったそうで。)
SA330133.jpg
面接で「この仕事をすることになったらどうしたいか」、という質問に「自分に合っていると思ったら続けるし、あってなかったらそれまでだ」と答えたのは極めて若気の至りでした。

当時、着メロの最新の仕様は32和音の頃でした。初めて耳コピをして、自分があんまりしらないジャンルの曲も聞いたりしましたが、出自がクラシック系であったこと、当時、その会社がクラシックの着メロを受託していたこともあって、たくさんスコアを読む機会を得たことの方が今になってみると役に立っているかも、と思います。オーケストラで吹いていても、ビオラのアルト記号を真剣に読む機会はそうそうないですから。

いろんな曲を着メロにしましたが、僕がもっとも記憶に残っているのはマシューズの「冥王星」(ホルストの惑星にあやかって作られた曲)。ホルストのスコアは普通に市販されていますが、マシューズのスコアはそうそう手にはいりません。調性があるんだか無いんだかよくわからないし、耳コピした音を確かめる術も無いですし。上司の許可が出たので配信することになりましたが、、、。

今、全然別の仕事をしていて思うことですが、その時、当たり前にその場にいた同僚であったり、先輩であったりした人たちがすごい才能の持ち主であったことを痛感しています。もちろん今の仕事で彼らの能力があったら何ができるか、と問われたら何もできないのですが、それは活動するジャンルが違うので。。。
このことは、今の仕事でない他の仕事をすることになったら、今の職場の人に対しても思うことなんじゃないか、と今では思います。

ということで、これからはたまにはこのブログも更新してみようか、と思う原田元気なのでした。
🎶🎶🎶


ホルスト:惑星(冥王星付き)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ラトル(サイモン)
ワーナーミュージック・ジャパン (2016-02-24)
売り上げランキング: 41,184



posted by tms.genkh at 23:41 | 東京 ☀ | Comment(1) | 古き良き思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする